アレクサンドル・ユユスキーのブログ

ふぁぼんが適当なことを言うブログ

「すべてがFになる」感想

実はアニメ化以前に読んだことがあるんだけど、読み直してもやっぱり最高だった。

まず、タイトルの「すべてがFになる」がすごい。Fが何を意味するのかは最後の解説パートで明かされるんだけど、タイトル回収が鮮やかすぎて心臓が撃たれたような心地になった。あれは初回限定だし、ネタバレなしで読んで良かったと思う。ちなみに、数学や情報(プログラミング)の知識があると、解説される50ページ前で気付けるようになってる。もっとも、知識も興味もない人が説明を読んだところで「ふーん」の一言で済んでしまうかもしれないが。

あと、天才設定の真賀田四季が良かった。天才なんだからあれくらいぶっ飛んでくれないと楽しくない。ぶっ飛んでるし共感はできないけど、納得はできた。犀川先生は一般人だけど、人によってはぶっ飛んでるように見えるかも。そういう人は萌絵が一番共感できるんじゃないか。

ちなみに副題は"THE PERFECT INSIDER"で、シリーズ最終作「有限と微小のパン」の副題は"THE PERFECT OUTSIDER"と対になっている。

とにかく、最高なのでみんな読もう。

以下、犯人等のネタバレを含む。未読の人はネタバレされる前に読もう。


トリックは、ある意味反則だと思う。そんなのが許されるなら何でもできそうだし、実際何でもできる。事実、犯人だってやりたい放題してるし。でも、ちゃんと納得するようにはできてる。真賀田博士はレッドマジック開発の大部分をやったんだろうし、他のメンバーがコードレビューするなんて発想すら出なかったんだろう。だからこそやりたい放題できたわけだ。

あと、人間離れした天才の真賀田四季が極めて人間的な行為である性行為や出産、そして殺人の過程で何を思ったのかはすごく気になる。まぁ、殺人に関しては「殺してもらいたかった」って書いてたけど。