JOI予選
前日
技術(プログラミング)系のフォロワー2人と神保町でカレーランチの予定だったが、雪で電車が怪しいのでポシャる。ぜんぶ雪のせいだ。絶対許さない。
↓参考までに、ふぁぼん東京遠征の輝かしい実績です
- 言語のオタクと神保町のロシア書店ナウカに行こうとしたふぁぼん。朝早めに到着してナウカを視察するも日曜日だったので閉まっており死亡。そして道に迷い用事に遅刻。用事が終わった後に集まったオタクと仕方なく神保町の三省堂書店の語学コーナーで駄弁る。そして帰りの新幹線あたりから気持ち悪くなり大阪駅でトイレに駆け込もうとするも一歩手前で盛大に嘔吐し服を汚してしまう。診断は感染性胃腸炎。
- 御茶ノ水(秋葉原に近い)で技術書典の日に10時から17時まで軟禁される
ラーメンするオタクの仲間に入れてもらい、ことなきを得ました。
雪でオフ会が潰れるだけでも十分トラブルだと思うでしょう? 今回の波乱はこれだけじゃなかったのです。
1日目
本屋巡りin東京
早起きして新幹線に乗りました。
到着したら流れるように乗り換えをこなし、人混みの間を縫うように小走りして東海道新幹線を降りてから2分半で中央線ホームに到達し、ちょうど発車しようとしていた中央特快に滑り込みました。国際化学オリンピック関連の用事で何回も御茶ノ水に行ってきた経験が生きた形です。
しかも、御茶ノ水駅からナウカは既に一度(化学会の用事のついでに)行ったことがあり(でも閉まってた)、これまた流れるようにナウカに着きました。雪が結構降っていて大変だった。ちなみに、東京駅のホームに降りたってからナウカまで行くタイムは15分30秒でした。もうちょっと天気が良くて走ればもっと短時間で到着できたはず。RTAするな
人生初のナウカでしたが、マジで最高でした。一面ロシア語の本、ここが天国か。
コリャーク語やウドムルト語やエヴェンキ語やバシキール語といった名前しか知らない言語の辞書などが置いてあって胸熱でした。あと、「魔法使いの嫁」「よつばと」「GUNSLINGER GIRL」などのロシア語版が置いてありました。
とりあえず、「右ハンドル」のロシア語版を買いました。学生割引(1割引)してもらったので嬉しかった。あと「値引きありがとうございます」って店員(ロシア人の人)にロシア語で行ったら喜ばれたりしました。「1年ちょっとでそこまでできるの絶対語学の才能あるよ」などと激励までされてしまった……(お世辞でも嬉しい)
税抜2300円(税込2484円)のところを2245円でした。やったぜ。
記録によるとナウカで1時間ちょっと居座ったらしい。
その後、書泉グランデと東方書店にも行き、東方書店で「中華オタク用語辞典」を買いました。税込500円。中国語何も分からないのに……
(中国国鉄時刻表も迷ったのですが、金銭的な問題もあって買いませんでした)
このときICOCAに2000円をチャージしました。こうすると帰りのつくばエクスプレスでお金が足りなくなって、乗り越し精算で残高をちょうど0円にできる計算です。前回の東京行きでICOCAの残高(mod10)が9円になってしまい、関西では運賃が全て10円単位なので使うに使えず困ってたんですよ。
そしてCOMIC ZINに行きました。
「評論系の同人誌を多数扱っている」という前評判だったのですが、普通の二次絵系の本しかなくて「別の店と間違えたかなあ」などと思ってしまいました。もう一度入ってみると左に階段を発見。
2階に評論系の同人誌が大量にあって、何を買うか迷いました。結局「ZIP、完全に理解した」「Dive Into OpenType」「Connect」を買いました。技術系同人誌へのアクセスは技術書典とCOMIC ZINがある東京が突出していて、それ以外の地域では一切手に入らないので……
C95新刊 Connect! Vol.13 ガジェット好きのためのLCC向け7キロ制限戦略本、現在COMIC ZINで委託販売中です。
— すまさ (@sumasa) January 6, 2019
本の詳細↓https://t.co/3NDoRGREV9
COMIC ZINの販売ページ↓https://t.co/JF5RHcKuvH pic.twitter.com/G8LstXOPEN
RTAしたおかげで本屋に滞在する時間を作れたのは我ながらファインプレーです。東京駅到着から3時間で神保町と秋葉原を満喫できました。
その代償として5000円が吹っ飛びましたが……(全部本です)
普段のお出掛け先は図書館かジュンク堂かメロブ、東京に行っても神保町と秋葉原の本屋……お小遣いの大半は本に消え、残りはラーメン屋に貢いでるし、さてはこいつ本屋とラーメン屋以外に行くところを知らないな?
オタクとラーメン
ガラケーツイッタラーなのでリプを見るのが大変だったりDMが見れなかったりしました。まあ集合できたのでいいんですけど。
秋葉原UDXの中の「直久」という店で味噌ラーメンを食べました。醤油とかとんこつはいつも食べますが、味噌は何年ぶりでしょうか……おいしかったです。
オタクとしゃべりながら(嘘です、内気なので会話を開始することができませんでした)つくばエクスプレスに揺られて筑波へ。別にエクスプレス要素はありませんが、快速列車はめっちゃ飛ばしますね。トンネルに入るたびに耳が痛くなりました。
会場に到着
筑波ってロシアっぽい雰囲気がありますよね。イルクーツクに2週間いた私が言うので間違いないです。団地があるし殺風景だし、しかも今回は雪が降ってたり曇ってたり寒かったりしたのでなおさら。(あと、筑波大学で働いているとあるツイッタラー大学人によると、筑波にはロシア語を喋る人が結構いるらしいです)
人々が案内板と違う方向に進んでいくので、てっきりスマホで調べた別ルートを通っているのかな〜と思っていたら、普通に誰も道を調べず適当に歩いていただけでした。ちょっと迷う。
あと、身分証明証を持ってくるのを忘れ、あわや失格という事態になりました。幸い定期券に名前が書いてあって参加が認められましたが……(これもやらかしですが、上には上があります)
「みんなのデータ構造」という本をもらった。めっちゃ嬉しい。
プラクティス
無理。
Rubyを書かせてくれたら一瞬で全部ACするのですが、いかんせんC++が全くできないもので、下手な外国語で議論するときみたいな気持ちになりました。解法は分かってるのに実装できない……あとググれないのがつらいですね。
全完を諦めて選手たちと駄弁る。
講演会
最後の肝心なところだけ寝てしまった。話題(プログラム検証)は面白そうでしたが……
立食パーティー
巻き寿司おいしい。ケーキおいしい。焼きそばやパスタもおいしい。
ひたすら食べ物を摂取していました。うおォン 俺はまるで人間火力発電所だ
自己紹介するべく前に立った瞬間「おっ??」「おっ??」って言われたり、紙にTwitterアイコンとハンドルネームとIDを書いておいたら多数の人に「あっ、ふぁぼんさんですかw」みたいな反応をされたりしました。強者として認識されていれば嬉しいのですが、恐らくはTwitter芸人枠ですね。そんなことで有名になりたくねえよ(知名度に見合うくらい強くなりたいと思う今日この頃です)
Twitterの知り合いと無限に話をしました。
2日目
起床試験、そして会場へ
起床試験を無事にACしました。6時に目覚しを鳴らす人いますよね、朝食は6時半なのですが。
朝食も普通においしかったです。質素ですけど……刑務所の食事もこんな感じなのかな
あと、5階の洗濯機コーナーにロシア語の張り紙がありました。筑波やっぱりロシアじゃん(5階にしかなかったのでロシア人の客が勝手に貼っていったものだとは思いますが)
貸切バスで会場に移動して、3階の控室に荷物を置いて、コンテストが開催される大ホールに行きました。
本選
1番と2番を通し、200点でした。
始まる前に、中2のときに参加した人生初のJOI本選で唯一解けた「スタンプラリー」(JOI 2015/2016 本選 問題・データの2問目)を思い出してノスタルジーに浸っていたのですが、今回の1問目がだいたい同じ解法の問題で驚きました。解法は1秒。なお実装は30分かかった模様。めっちゃ実装簡単なのに30分かけてるの雑魚か?
問題2は解けそうでなかなか解けませんでした。ぶっちゃけDPだと思ってたし、私はDPが全く解けないので諦めようかと思ったりもしました。
前から見てるとよく分からなかったけど、後ろから眺めると貪欲法でいけることに気付いたので実装してAC。ここらへんで2時間半が経過。
問題3は部分点の糸口すら掴めなかったのでスルーし、問題2を一時諦めて考察していた問題4に突撃。やめればいいのに……
貪欲法(嘘解法でした)を書いて1時間を使い果たしました。
昼食、解説
3階の控室にいらない荷物を預け、リュック(買った本、パソコン、充電器、など大事なものが全て入っている)だけ持って、2階で弁当を食べました。
個人的に幕の内弁当の類は微妙な味付けのものが多くてあまり好きではないです……まずいわけではないんですけど……
その後に隣の部屋で解説を聞いたのですが、眠かったです。
ふぁぼん、やらかす。
さてここから今回最大のやらかしに向けて盛り上がってまいります。
解説が終わり解散したあと、みんなが部屋を出ていくのを尻目に解説部屋でしばらく人と会話をし、そのまま駅に向かおうとしました。ところが、駅までの道を見ても、さっきあれほどたくさんいた本選参加者が誰一人として見えません。不審には思いましたが、そのまま駅に向かいました。
道沿いにスーパー(ヨークベニマル つくば竹園店)があったので、立ち寄って人生初のマックスコーヒーを91円で買いました。
スーパーにいたのは10分くらいだったと思います。そして店を出て駅に向かうと、参加者たちとなぜか遭遇したのです。
本来なら、ここで「この人々は10分間いったいどこで何をしていたのだろう?」と疑問を持つべきでした。
人々とおしゃべりしながら駅に向かい、やってくる快速を待ちました。快速が来たので乗り込み、あとは発車を待つだけ。そんなときに、みんなが持っているJOIの盾が目に入ったのです。
「あれ、会場に盾忘れたっぽいぞ?w」
その瞬間は「忘れたwwwウケるwww」くらいの感想でした。ぶっちゃけ盾なんてどうでもいい。
しかし、冷静に考えると、服などを入れたボストンバッグもありません。こっちはどうでもよくない。全くもってどうでもよくない。
正直、悩みました。
今なら取りに帰れるけど、時間はだいぶロスするし、人々と一緒に帰れない。気付かなかったふりをすることもできるし、会場に忘れたのだからJOIのスタッフが発見してくれるはずで、紛失の危険性は恐らくない。そして電車がもうすぐ発車してしまうから迷っている時間はない。
結局、私は取りに戻ることを決断しました。「ボストンバッグは大きいので送ってもらうとお金がそこそこかかりそうだなあ」と思ったからです。社会は所詮お金なんですよ。
もっと軽く小さいもの、あるいはなくてもしばらく困らないものなら絶対取りに戻ってません。そういや以前(2年前?)、宿舎(独房)にタオルを忘れたことがありましたね……
人々に別れを告げ、会場まで10分の道のりを歩いて戻りました。ちなみに、この時点でも忘れた場所は思い出せていません。「多分会場のどっか」くらいの認識でした。ボストンバッグはもちろん3階の控室にありましたとさ。おしまいおしまい。
人々が会場を出るのが私より10分くらい遅かったのは、控室でゆっくりしていたからだったんですね。いや初めから気付けよそれくらい。
これで30分くらいロスし、秋葉原散歩の時間が消滅しました。まあCOMIC ZINにはもう行ったので特に用事はないし、散歩できなくても問題はないんですが。やっぱり散歩くらいはしたかったかなあ。
つくばエクスプレスにぼっちで乗ることになり悲しくなったので、せめて有益に時間を使おうと思ってこの記事を書いていたところ、めっちゃ酔いました。もうやだ。何もかもうまくいかねえ。1日目の本屋巡りが順調すぎた反動か?
ちゃんとICOCAの残高を0円にしました。勝利。
あと山手線でガルパを観測しました。湊友希那さん……
結果
219点あれば春合宿に行けた(かもしれない)というのを知ってちょっと後悔しています。1時間半あれば19点くらい取れたんじゃないの……
感想
楽しかった。あとTwitterにはバケモンしかいません。
これでJOI本選が最後だと思うとちょっと寂しいですね。去年夏の化学グランプリ予選落ちと同様、青春が終わったという実感があります。
JOI以外のコンテストは傾向的に苦手なので今後オンサイト等に参加できるかは分かりませんが、もしできれば参加したいと思っています。
実装が遅くてDPもグラフも解けないのどうにかせねば……