受かったら伝説、落ちたら一生ネットの笑い者。
前日
朝の新幹線で東京へ。富士山すら見ずに爆睡する。これ後の伏線になります
昼食はホテル近くの「ソウルフード インディア」。羊のキーマカレーとあと1種類を食べた記憶がある。ナンが本当に巨大で、完全に満腹になった。
そして夕食はカフェオレ。おなかすいてなかったので……
そして寝るのだが、23時くらいには就寝したのに全然寝れない。結局寝たのは日が変わるどころかそこからかなり経った1時半。寝れなかった時間で大阪から東京まで行けるやんけ。なんと初日から5時間睡眠です。やっぱり新幹線で爆睡したのが良くなかったかあ〜〜〜
1日目
ホテルの朝食を食べる。いつも通り艦これの午前分の演習(午前午後5回ずつ限定の経験値稼ぎチャンス)をこなし、期間限定海域【進撃!第二次試験「東京大学」】に出撃。
入場前に去年合格した先輩とエンカ。同じ部活で東大受ける人もいた。人生を賭けた起床チャレンジだったけど全員成功。すごい。
なんか同じ部屋に知り合いのオタクがいた気がしたんだけど、間違ってたら恥ずかしいので声はかけなかった。その人も自分と本名の名前順(辞書順)がかなり近いので本物だったかもしれない。
国語
現代文の題材を「的中」させた。
最近よく「自由意志は存在しないし才能も努力も9割環境」という気持ちが生えるんですがこれを事実と認めると任意の競争社会が差別になるんですよね ガハハ
— ふぁぼん(Фабон Ильич Фаворский) (@syobon_hinata) 2020年2月2日
文章を読んでいたときは「あーはいはい、よくある主張だなあ、うーん書いてる内容ぜんぶ『そりゃそうやろ』としか言いようがない……んんん? この筆者ついに『自由意志は存在しない、全て外部の影響』とか言い出したぞ、なかなか主張がエクストリームだ」という気持ちだった。あまりにも自明なことしか言ってなかったもんだから、自分が完全に同じ趣旨をツイートしているという事実すらしばらく忘れていた。
あと、解いてる間ずっと一切緊張しなくて逆に困惑した。
昼休み
本郷のロシア料理屋「海燕」でビーフストロガノフのセットを食べた。特にボルシチに乗っていたスメタナの風味が最高。
ちなみに、こういうことをすると飲食店不毛の地・駒場キャンパスで受験している文系のロシアオタクにマウントを取れる。
昼休みに外食というと一見時間がヤバそうに見えるけど、ゆっくり食事しても50分で帰ってこれたので、まあ余裕だった。しかも1日目は休憩が長い。
数学
私は数学が苦手なのですが、苦手なわりにかなり取れた気がする。知らんけど。
大問1でxを正と負の無限大に飛ばす方法で記述量を削減したのはかなり冴えてたし、この方法をすぐ思い付いたのはもはや神懸かっていた(これで間違えてて点数なかったら泣いてしまう)
数学も一切緊張せず。まあ、私のスターリングラードは明日なのでね。
2日目
ここが正念場。朝食を食べ、艦これの午前の演習をこなし出撃。
物理・化学
ここで失敗すると痛い。だから始まる前はちょっと緊張した。どれくらい緊張したかというと、艦これの秋イベントのラスダン(海域の最終バトル)くらい。受験は実質艦これのイベント。
始まってからは全然何も感じなくなった。時間に追われ焦りがちな理科で落ち着いて問題に向き合えるというのは、これだけでかなりのアドバンテージ。
物理は非典型問題が出た。特に大問1。物理ができる人は普通にできたのでは。物理の本質を理解しているか、それを初見の問題に適用できるか、そういう点を真正面から問うているように感じた。とはいえ正直入試本番であんな問題が出たら焦っても仕方がないし、あれで全ての歯車が狂ってしまった受験生は多かったのではないか……まあ私はそこそこ解けたけどね! (フラグ)
化学? そんなもんは知らん(国際化学オリンピック代表候補とはいったい何だったのか……)
英語
知らん。一応全部書いた。80点、なんなら90点くれてもええんやで?
英作文は「我々は言葉を操っているのか、我々が言葉に操られているのか」みたいなテーマだったのでサピア=ウォーフの仮説について書いた。採点者が言語学者で「うーん、内容に間違いがある! 0点!」みたいな事案が発生しないことを祈る。だいぶ書きにくい話題だったと思うんだけど、言語学とかを知らない一般の人は何を書いたんだろう……
あとリスニングにも「試験のちょっとの点数差で人生が変わるなんておかしいと思わない?」みたいな話題が混ざってて(聞き間違いじゃなければ)、1点が人生を左右しうる入学試験でそういう文章を出題する東大の良心を疑った(大袈裟)
帰り
そのまま直帰。親と同伴だったので仕方ないね。受かってれば秋葉原も神保町も行けるんだし今回はいいや。これで落ちたら泣いてしまう。
新幹線で艦これやってたら一瞬で酔ったので寝た。東京で試験を受けたときは帰りの新幹線でシンカンセンスゴイカタイアイスを食べるのが恒例なんだけど、酔いのせいでそんな気分じゃなかったのでスルーした。食欲もそんな湧かなかったし。