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チラシの表(なぜなら私はチラシの表にも印刷の上からメモを書くため)

東大で既修(第一)外国語を英語ではなくロシア語にしたら何が起こるのか? 入学手続き編

東京大学では、語学の授業を2言語分取るのが義務付けられています。そして、少なくとも一方は既修外国語にする決まりになっています。つまり、片方の言語は今まで学校などで勉強してきた外国語を選択しろということです。

既修外国語は一般的に英語を選択するのが普通ですが、中には中国語やフランス語やドイツ語を選択する人もいて、そういう人は「インタークラス」という特別クラスに編成されます。

ところで、私は既修外国語にロシア語、初修外国語(二外)を中国語にしました。そんなイレギュラーな選択をすると何が起こるのか、前期課程の2年間をこのブログでレポートしていきたいと思います。

2020年3月10日

合格発表。受かった。やったね。

というわけで、入学手続要領に書かれていた通り教務課に電話しました。私は既修ロシア語希望で、初修(二外)は第一希望が中国語、第二希望が韓国朝鮮語、第三希望がドイツ語だったのですが、幸いと言うべきか、既修ロシア語・初修中国語の組み合わせは履修可能なようでした。

この電話で質問されたのはロシア語の勉強歴くらいで、あとは説明。

後日、既修の授業でやっていけるか確認するための電話面接があるらしいです。指定された日時(16日の特定の2時間の間)に自分で電話をかけるらしい。指定された番号は駒場キャンパスの番号だったので、「駒場のロシア語中級の授業を担当する人が面接官だったりするのだろうか」などと推測したりしました。

2020年3月16日

無事に諸手続きの案内が来て安心したり、適当にパスポート露和辞典読んで語彙を増強したり、中国語の発音を勉強したり、全然やる気が起きない艦これイベントを消極的に消化したりしているうちに、いつの間にか16日。

もたもたしてると教養学部のロシア語の先生から電話が掛かってきました。たぶん私が電話掛けるのが遅すぎたんだと思います。

まず、既修ロシア語という選択は東大の履修システムで想定されていないので履修の自由度は下がるし、もしかしたら予想だにしない面倒ごとが発生するかもしれないという説明をされました。この時点でかなりビビってました。「こんな気軽に既修ロシア語を選択してしまって本当に良かったのだろうか……」と思った。

あと、2年生ではドストエフスキートルストイなどを読む上級の授業を受けることになるという話をされました。この時点でさらにビビってました。「ま、まあ1年あればそのレベルまで頑張って勉強します……(震え声)」みたいな返答をしたような、しなかったような。正直何答えたか覚えてねえ。

さらに、具体的にどうやって勉強したかを聞かれました。具体的には、形動詞や副動詞などの文法をちゃんと学んだか、とか。私の場合は独学だったので発音の勉強法も聞かれました。

あと、TLPの人が主に参加する海外研修にも参加するチャンスがある、みたいな話も確かありました。「これだけロシア語をやってきたのなら、ロシア語部会としては既修ロシア語が認められなくても今後も頑張ってほしい」みたいなことも言われた気がします。

ビビりまくっていたので、テストの難易度もめちゃくちゃ高いのではないかと正直思ったりはしましたが、さすがにそこまで鬼ではありませんでした。和文露訳を10問くらいです。ほとんどは「私は音楽を聴くのが好きです」くらいの長さなのですが、1つだけ「私は最近、ロシア語に翻訳された小説を買いました」くらいのちょっと長いものがありました。さすがに通訳の技術までは要求されていないのか、この問題はメモに文章を書いた上で1,2分かかってもよかったらしいです。形動詞を口頭で咄嗟に使えなくても(これはかなり難易度が高い)、不定人称文と関係代名詞を使えばちゃんと訳せる範囲の文章でしたし、語彙も初級教科書に載っているレベルのものでした。とにかく落ち着くことが大切です。ちなみに私は何個かミスをしたのですが、それでも合格だったので、完璧は求められていないということでしょう。

で、その場で合格だと言われました。やったね。



ところで、この新入生っていったい誰のことだろうなあ〜〜(すっとぼけ)

3月19日

例年通りなら大学のクラスは諸手続きの日に初めて判明するらしいのですが、今年は学籍番号が通知される19日に同時にクラスも通知されました。

既修で英語・中国語・フランス語・ドイツ語以外を選択した場合どのクラスになるか。既修言語のクラスになるのか、初修言語のクラスになるのか、インタークラスになるのか、ケースバイケースなのか。これは蓋を開けるまで正直分かりませんでした。


実際には、私は中国語クラス、つまり初修外国語のクラスに配置されました。これは私の推測ですが、今後私のような人が出た場合同じ対応になる可能性がそこそこ高いと思います。私みたいな東大生が今後生まれるのかは分かりませんが……





こうして、ふぁぼんは既修ロシア語選択者として東大に入学することになりました。何が起こるのか分からない楽しい大学生活の幕開けです。た〜のし〜〜〜〜



「東大で既修(第一)外国語を英語ではなくロシア語にしたら何が起こるのか? 1年次・履修編」に続く(予定)。



追記: 書きました。(2020/07/21)

yuyusuki.hatenablog.com