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チラシの表(なぜなら私はチラシの表にも印刷の上からメモを書くため)

東大で既修(第一)外国語を英語ではなくロシア語にしたら何が起こるのか? 1年次・履修編

yuyusuki.hatenablog.com

これの続き。

免責事項 disclaimer

これは2020年時点の情報であり、将来の制度変更により過去の遺物となる可能性があります。この記事の情報によって被った損害の責任は負いかねます。最終的には自分で履修の手引きなどを読んでください。




既修ロシア語(・スペイン語・イタリア語・韓国朝鮮語)の履修要件について

既修英語選択者の授業に関してはインターネットにもいろんな情報があります。そりゃまあ大半の人が英語選択ですからね。私は自分と関係ないことだからと完全にスルーしてしまったので、同じクラスの人がどういう英語の授業を受けているのか全然知らないのですが、なんかALESS/ALESAとかFLOWとか英語一列とか英語中級とかがあるらしいです。いろいろ複雑で私にはよくわかりません。

既修中国語、ドイツ語、フランス語の人の場合もそれなりに情報があります。「インタークラス」あたりのキーワードで検索すれば、数が少ないとはいえある程度の情報がヒットするわけです。具体的には、既修の人専用の「一列」「二列」の授業があるらしいです。

では、インタークラスにすら入らない、「存在をシステムに想定されていない」それ以外の外国語の選択者は?




東大の前期課程の履修でちょっと人と違う変なことをする場合、命綱になるのが教養学部前期課程の学生のバイブル、履修の手引き。普通に周りと同じことをやっている分には読まなくてもやっていけますが、そうでない場合はちゃんと読まないと進振りに参加できなかったり後期課程に進学できなかったりするかもしれません。

さて、そのバイブルには既修ロシア語についても書かれています。セメスター毎に開講される総合科目L系列として開講されている「○○語中級」「○○語上級」の授業を必要単位数だけ履修する必要があるとのことです。
具体的には、1Sは4単位(2コマ)、1Aは2単位(1コマ)が必修です。


さらに、前期課程を修了するためには必修だけでなく追加でさらに履修する必要があります。英語中級/上級とか文科生の演習とかに相当する分ですね。既修・初修の組み合わせ、または既修・既修の組み合わせかつ既修外国語相当の場合は2単位(1コマ)が必要です。既修・既修で初修外国語相当の場合は……よく分からなかったのですが、たぶん文科生は4単位(2コマ)、理科生は特に追加要件なしということだと思います。知らんけど。

とりあえず、このあたりに関する教務課のPDFを貼っておきます。

https://zenkyomu.c.u-tokyo.ac.jp/rishu/gaikokugo-hayamihyou.pdf

何度も言いますがちゃんと履修の手引きなどを読んで、分からないところがあったら教務課に聞いてください。特に、私は既修・初修の組み合わせで履修しているので、既修・既修の組み合わせで履修している人に対しては全く責任を負えません。まあ教務課の人も既修非英語の人の対応なんて慣れてないんで、もしかしたら頓珍漢なことを言ってくるかもしれませんが……

既修ロシア語の具体的な履修について

既修英語は具体的に選択すべき授業が決まっています。インタークラスの人にも専用の授業があります。しかし、既修ロシア語の選択者にはありません。

私は不安になって教務課に問い合わせたのですが、特にどの授業を取れと指定されることはなく、中上級の授業なら自由に取っていいとのことでした。

ちなみに、私は1年のSセメスターでロシア語中級(インテンシヴ)を2コマとロシア語中級(作文)を履修しました。

他クラス聴講について

「他クラス聴講」は、よそのクラス指定の授業にお邪魔して履修する仕組みです。普通は落とした単位を2年生が再度回収するための措置ですが、既修外国語を英語以外にした場合は例外的に認められるとか。

何度も履修の手引きの該当部分を読んだのですが、どこまで他クラス聴講できるのかは正直いまいちよくわかりませんでした。まず修飾語がどこまでを修飾しているのか微妙に分からない文章でしたし、条件に適していれば無条件で認められると解釈していいのかも自信ないですし(そういうふうに読めるのは確かですが……そんな「なんでもあり」が許されるとは思えない、という気持ちもあります)。さらに、この規定はインタークラスの人を暗黙の前提としていて私みたいなインタークラスに属さない人間が利用するのは完全に想定外ではないのかという疑念もあります。

この疫情ですから教務課と対面で相談できず、いろいろ面倒だったので私は結局必修を全て自分のクラス指定の授業で受けました。
本当は中国語一列と被ったロシア語中級(会話)を取りたかったんですけど、前述の通り他クラス聴講できるかも分からないし、唯一1クラス30人で受けるはずの授業を受けないとなると本格的に周囲から孤立してしまうかもしれないという懸念もありましたし、結局受けませんでした。


システム化されていない既修ロシア語(・スペイン語・イタリア語・韓国朝鮮語)なんてのをやるくらいだから、多少のアドホック対応は覚悟しておくべきです。何かあったら教務課や○○語部会(私の場合はロシア語部会)の人に相談することですね。


まあ、その、最悪教務課さえ口説き落とせば履修はなんとでもなるはずですから(ロシア人みたいな発想)



次回予告

ぶっちゃけ、既修ロシア語の授業ってどれくらい難しいの? どういう授業があるの?
既修ロシア語を検討している全ての東大受験生が一番知りたいその疑問に、ついに答えます。


東大で既修(第一)外国語を英語ではなくロシア語にしたら何が起こるのか? 1年次・授業編に続く(予定)