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ロシア語の格変化を効率的にマスターする方法 part2

↓part1

yuyusuki.hatenablog.com

今回は、硬母音と軟母音の対応を利用して、効率よく基本8種類の格変化を覚えてしまいます。とりあえず単数だけです。

前回の復習

基本8種類の格変化(再掲)
男性名詞中性名詞女性名詞
単数主格- (子音で終わる)
生格
与格
対格(主格または生格)
造格-ом-ем-ом-ем-ой-ей-ью
前置格
複数主格
生格-ов-ев-ей--ей--ей
与格-ам-ям-ам-ям-ам-ям
対格(主格または生格)
造格-ами-ями-ами-ями-ами-ями
前置格-ах-ях-ах-ях-ах-ях

硬母音と軟母音の対応(再掲)
硬母音軟母音
ая
ое / ё
ую
ыи

男性名詞・中性名詞の格変化

硬変化軟変化
主格-(子音) / -о-й / -е / -ь
生格
与格
対格活動体:生格 / 不活動体:主格
造格-ом-ем
前置格

子音やоで終わる単語は「硬い」ですし、йやеやьで終わる単語は「軟らかい」ですね。ここらへんの感覚はロシア語をやっているなら是非とも身に付けてほしいところです。
そして、軟らかい単語の格変化は全部軟らかいし硬い単語は基本全部硬いです。前置格だけはどれも-еなので軟らかいですが。

さらに、аとя、уとю、омとем、というように、硬母音と軟母音が対応していますね?

男性名詞と中性名詞は(-мяを除いて)5パターンありますが、結局のところ格変化の種類は2種類しかありませんし、その2種類も対応してるので実質1種類です。楽ですね! (本当に?)

発展:対格について

先ほど「活動体:生格 / 不活動体:主格」と書きました。ただし、厳密には違います。

男性名詞についてはこれで完璧に合っているのですが、問題は活動体の中性名詞のときです。通常中性名詞は不活動体ですが、ごく稀に活動体のものがあります。(чудовище「怪物」など)

中性名詞の場合は、たとえ活動体であっても対格は主格と一致します。つまり「怪物を殺す」はубить чудовищеであってубить чудовищаではありません。(正書法の規則により生格はчудовищяではなくчудовищаになります)

女性名詞の格変化 その1

硬変化軟変化
主格
生格
与格
対格
造格-ой-ей
前置格

与格と前置格以外は硬軟の母音が対応していますね? つまり2種類ありますが実質1種類です。楽勝ですね。(本当に?)

ちなみに、女性名詞では与格と前置格は一致します。女性名詞の格変化はもう1パターンありますが、そちらでも同じことが言えます。
これは覚えていて損はないです。

女性名詞の格変化 その2

主格
生格
与格
対格 =主格(-ь)
造格 -ью
前置格

ほとんど-иなので覚えやすいですね。ついでに女性名詞なので与格と前置格が一致しています。

中性名詞(-мя)の格変化

主格 -мя
生格 -мени
与格 -мени
対格 =主格(-мя)
造格 -менем
前置格 -мени

女性名詞(-ь)の変化にちょっと似てますね。

とはいえ、この種の単語で初級者が覚えないといけないのはимяとвремяくらいです。他にもまあзнамя(旗)とかпламя(炎)とかいろいろありますが、おいおい覚えればいいでしょう。ちなみにстремя「あぶみ」(馬具の一種らしい)みたいに絶対使わなさそうなのもあります。そもそも日本語でも「鐙」なんて知りませんでした。

今回のまとめ

格変化を覚える際に「硬い」と「軟らかい」を意識することで、覚える量がぐっと減ります。みなさんも楽しいロシア語ライフを!

次回はおそらく複数形を扱うことになると思います。複数形は不規則が頻出して地獄ですが、真面目にロシア語をやるなら避けられません。全てを諦めましょう。もうロシア語やだ……