古典部シリーズを明るくした感じの雰囲気。ハルチカシリーズよりは雰囲気がおとなしめ。
理由あって冬に出る
トリックは別に難しくない。と言いながらも謎の焦点はずらされてるので、ちゃんとミステリになってる。あと、伊神先輩がきっちり論理立った推理を展開してくれるので良い。やっぱりミステリはこうじゃなきゃね。
さよならの次にくる〈卒業式編〉
圧巻のトリックがあるわけではないが、ちゃんとミステリになっている。まあ、この本単体だと普通の作品って感じ。
新学期編まで読めば圧倒的な良さが分かるから。投げ捨てないで読もう。
さよならの次にくる〈新学期編〉
6話の「ミッションS」は個人的に好き。
そして、撒き散らされた伏線をまとめて回収していくのが痛快。
誰の視点なのか分からない断章、視点がぽっと出の登場人物に設定されている章。そういった卒業式編・新学期編の伏線を全て回収する7,8,9話は圧巻の一言。とりあえず2冊同時に借りるなり買うなりして読んでみることをオススメする。一旦読了した後もう一度読めば「あーここ伏線だったのか〜」という新しい発見があるはず。