天才クールスレンダー美少女になりたい

チラシの表(なぜなら私はチラシの表にも印刷の上からメモを書くため)

クール美少女文庫 1冊目「白雪姫は毒林檎がお好きな模様」

yuyusuki.hatenablog.com

↑クール美少女文庫の説明です

思いつきで企画を始動させてから1つ目の記事を投稿するまで8ヶ月も空いてしまいました。まあこの間に艦これを始めたり艦これをやるあまり受験勉強をさぼったり受験したり合格したり大学に入って課題に追われたりしてたので、許してほしいです……

作品紹介

kakuyomu.jp

作者は別名義で俺ガイル——俺ガイル自体もそのうちこの企画で取り上げると思います——のSS、特に比企谷八幡雪ノ下雪乃カップリング(八雪)SSを書いている人です。「八雪といえばこの人」と断言していいくらい好きです。この人のネタバレありSSを読むために原作を履修しようと思ったくらいには好きです。ちなみに今ちょうど俺ガイルを履修してるところです。ちょうどアニメ完結編も放映中ですからタイミングも良い感じですし。

↓作者さんのTwitterとPixivとハーメルンのアカウント

https://twitter.com/0329Railgun
www.pixiv.net
syosetu.org

↓八雪まとめ(ハーメルン)
syosetu.org

雪ノ下雪乃を最高に可愛く美しく書くのが上手な作者さんが書くクール美少女が最高でないことがあろうか。いや、最高に決まっている。(反語)

あらすじ

作品ページより引用。

所属する文芸部恒例(?)のババ抜き大会で負けた夏目智樹は、その罰ゲームで学校一美人と噂の白雪桜──通称『白雪姫』に、半年後の修学旅行で告白することになってしまう。
文芸部入部前から桜と交流のある智樹はそれを渋りつつも、文芸部部長で三年生の神楽坂紅葉と親友である三枝秋斗の計らいで、桜との距離は徐々に縮まっていく······⁉︎

おすすめポイント

こういうクール美少女が出てくる小説は、話が進むにつれてクール要素が消滅してしまうことがかなり多いです。ソースはクール美少女を求めてweb小説の海を数年間泳いできた私。その点、この小説は白雪桜さんがクール要素を残したままデレてくれるので、私のようなクール美少女教シーア派(最後までクール要素を保っているヒロインのみがクール美少女たる資格を持つと主張する一派)の信徒でも安心して読めます。



罰ゲームという名目で周りの人から謎の気遣いをされて2人でバザーを回ったり、三枝と神楽坂先輩の恋をじれったい思いで見守ったり、遭遇した白雪さんの妹に気を遣われて2人にさせられたり。いろいろあって会話する機会が増えて、なんだかんだ楽しそうに会話してるんですよね、この人たち。本人たちは仲が良いなんて欠片も思っていないだろうけど、軽妙な会話の応酬にはついつい「喧嘩するほどなんとやら」と言いたくなります。序盤から無自覚な夫婦漫才をかっ飛ばすのをやめろ、私が砂糖吐いて死ぬ。

そして、たまに見せる笑顔に主人公がドキドキさせられてるのも大変よろしいですね。まだ先が長いのが分かっていてもつい叫んでしまう、「お前らさっさとくっつけよ」と。ヤバイ、1章の時点で白雪桜さんが最高に可愛い。

一歩ずつ歩み寄って、少しずつ相手のことを知って、お互いが相手に思っていることを言い合って、2人の間に横たわる問題を1つずつ解決して。2人の距離は縮まり、もちろんその過程で白雪さんのかわいいとこを主人公の目を通して大量に見せつけられるわけで、本当にごちそうさまです。

あと白雪桜さんが予想より早く恋する乙女になってた。びっくり。初恋を拗らせてる割に夏目視点だと恋する乙女度が低いように見えますが、そういう分かりにくいとこがいいんですよ。(力説)



2章からも同様に砂糖を吐きたくなる話の展開が続くわけですが、たとえば白雪姫の分かりにくいデレを主人公が理解してるシーンとか胸熱ですね。「他の人には分からないけど主人公には分かるヒロインの心の内」なんて美味しい展開以外の何物でもない。あと2人して恥ずかしがるのをやめろ、真顔で甘い台詞を吐くのをやめろ、分かりづらく拗ねるのをやめろ、その拗ねを察知してまんざらでもないとか思ってるのをやめろ。私が悶え死ぬ。
まあ、そういう甘いシーンだけじゃなくてシリアスシーンでも、お互いがお互いをちゃんと理解してるのが描写から伝わってきてどっちみち悶え死ぬんですけど。


……(主人公が)落ちたな(確信)


そして2章後半は文化祭。ここらへんからはネタバレに配慮し詳細は伏せますが、クソデカ感情があって砂糖たっぷりです。

で、3章なんですが、こいつらこんなんなのに付き合ってないんですか? 実質通い妻じゃないですか。
そして合宿。お泊まりというのは学園ものの定番ですからね。

4章。まあ尺から考えるとここらへんで大きな問題が起きるのは不思議じゃないですよね。幸せの絶頂からの急降下ってすごく効果的ですし。新キャラも登場するよ! そして白雪桜さんめんどくせ〜〜〜めんどくせ〜〜〜

5章、つまり最終章。今まで眠ってた爆弾が爆発します。そして始まる修学旅行、ついに迎えた罰ゲームのとき。ひたすらめんどくさい2人が織り成す恋の行方は——
この章は特に白雪桜さんがかっこいいです。イケメン。あとハッピーエンドです。そして今度は主人公がめんどくせ〜〜〜〜


しかもこの小説、ここまでも50万字くらいで十分お腹いっぱいなのに、ここから30話くらいアフターストーリーがあります。太っ腹か?

さらに太っ腹なことに、白雪桜さんの妹の小梅さんがメインキャラとして出てくる続編「あなたに贈るシアワセの涙」があります。太っ腹すぎませんか?

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さらに、さっきのアフターストーリー約30話とは別に「白雪姫が毒林檎がお好きな模様」と「あなたに贈るシアワセの涙」のアフターストーリー集もあります。サービス精神が旺盛すぎます。

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ところで、これはただの私の好みなのですが、この2人みたいに「横並びで同じ方を向いて、でも隣にあるお互いの存在を意識してる」みたいな関係性が好きなんですよね。他の表現をするなら同志とか相棒みたいな関係性。ふんわりした表現になってしまったんですが分かりますかね。分かってほしい。分かれ。もちろんお互い意識しまくってるラブコメみたいなカップルとか騎士と姫君みたいな守り守られる関係とかも好きなんだけども。

まとめ

  • 白雪桜さんマジイケメン +5000兆点
  • 白雪桜さんマジクール美少女 +5000兆点