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ふぁぼんが適当なことを言うブログ

2019年1月に読んだ本まとめ

読書メーターブクログ始めました。キリが良いので2019年1月から記録をつけていこうと思います。

booklog.jp
bookmeter.com

なんか3500ページくらい読んだらしいですね。まあ大事なのはページ数ではないのですが。(読書メーターの記録だと3813ページなのですが、まともな歴史の本は後ろに出典がドバーっと書いてあるし、その部分がページ数に含まれている気がするので、実際には3500ページくらいじゃないかな、と思う)

B.C. 1177 古代グローバル文明の崩壊

大国ヒッタイトやミケーネ文明を崩壊させたという「海の民」。しかし、崩壊は本当に彼らのせいだったのだろうか?
最新の研究を礎に古代文明の姿、そして崩壊プロセスを丹念に検証する本。

まず、地中海地域やメソポタミアで大規模な交易が行なわれていたという事実を初めて知った。特に、ギリシャが交易圏に入っていたというのに驚いた。
そもそも私が古代史は学校の世界史の授業でちょっと教わったくらいで、まともに知らなかったので当然だが。

そして、大量の証拠や最新の研究に基づき文明崩壊の原因を考察する部分も圧巻。歴史とか考古学ってやっぱりこうじゃないとね。

読めば考古学がやりたくなる。劇物(最上級の褒め言葉です)

日露近代史 戦争と平和の百年

幕末・明治維新から第二次世界大戦終結までの歴史を日露関係から眺める本。

第二次世界大戦が始まってから終わるまでは多少知っていたが、大戦に突入する経緯はあまり知らなかったので勉強になった。
まあ、要は日独伊vs英米仏ソ中という構図が固まったのは意外と遅かったということだが。

あと松岡洋右いろいろすげえなあ……(褒めてない)

どうでもいいけど文体が若干苦手だった

記憶の政治 ヨーロッパの歴史認識紛争

yuyusuki.hatenablog.com

葉桜の季節に君を想うということ

ミステリの賞を複数受賞しているし、ミステリによく出てくる仕掛けはあるが、ぶっちゃけ評価が分かれると思う。メインの仕掛けがメインのストーリーと無関係だし、ヤクザ探偵時代の話も正直「これいる?」と思ってしまった。

ミステリとして読むと微妙な点は多少あるが、ミステリ要素ありのハードボイルド小説と考えれば十分楽しめると思う。

ソードアート・オンライン 5〜8巻

ファントム・バレット(5,6巻)、7巻(マザーズ・ロザリオ)、短編・中編集(8巻)。

ファントム・バレット編はシノン/朝田詩乃さんが出てきたので良かった。

8巻の「圏内事件」はちゃんとミステリになっていて良かったと思う。というか「葉桜の季節に君を想うということ」よりもミステリしてた。

同じく8巻の「キャリバー」も最強アーチャーことシノンさんが大活躍して大変良かった。シノンさんあんた最高だよ……

亡びゆく言語を話す最後の人々

地球には7000くらいの言語があると言われ、その大半が危機に瀕している。筆者たちは、危機に瀕する言語とともに生きてきた人々や共同体の声を伝えるべく、世界中を飛び回っている。

言語には、その土地の叡智が内包されている。地形、土地固有の動植物の種、気候や植生などの環境についての叡智が、独自の形で文法や語彙に織り込まれている。それに、口承で伝えられてきた物語だって、その土地の風土を反映している。それらの知恵はもっぱら口から口に伝えられるもので、文字になって記録されることはほとんどない。
そして言語が消滅するとき、自然界についての莫大な知恵も同時に消えてしまうのだ。



という感じの話が延々と続く。私は言語に興味があるので具体的な文法とか語彙の話も全部楽しく読んだけど、興味がないと厳しいかも。

ひたすら厳しい現状が記されているが、希望が持てる部分もなくはない。
いくつかの共同体の中で、自分たちの言葉を残したいという意識が高まっているという。そういう意志なしでは、たとえ外部の人が手助けしようとも、せいぜい言語の音韻・文法・語彙が論文に残るくらいで、言語の死は避けられないだろう。もちろん、意志があったからといってうまくいくかは分からないけど、技術の発展にともない取れる手段は増えているので、もしかしたらなんとかなる、かも。

スターリン批判 1953-1956年

私が勉強した世界史の教科書では、スターリンの死の次の行にはスターリン批判(フルシチョフ秘密報告)のことが載っていた。だから漠然とスターリンの死の直後にスターリン批判があったかのような錯覚をしていたのだが、よく考えるとこの間には3年くらい経っている。フルシチョフ秘密報告が突然あったわけでは決してない。
この本は、その隙間をちょうど埋めてくれた。この時期はポズナニ暴動やハンガリー動乱など様々な重大事件が起きたわけで、そういう事件とソ連国内の詳しい動きの関係(「横の繋り」)を理解できて非常に良かったと思う。

細かい評論をしようかな〜とか思ったけど、こういうページを発見したの貼っておきます。(ところでこれ書いた人は東京大学名誉教授らしい)

和田春樹『スターリン批判』を読む

要約すると「著者が一部の人間に共感ないし感情移入しているのは確かだが、一部の細かい点を除けば全体としてそこまで偏った叙述になっているわけではない」みたいな感じだと思う。完全に同意。まあ歴史家だって人間なんだから多少はね?