天才クールスレンダー美少女になりたい

チラシの表(なぜなら私はチラシの表にも印刷の上からメモを書くため)

同人活動、はじめました

誰にも頼まれていないのに本を作って、そんな人が大きな会場を埋め尽くしても溢れるほど集まって、誰にも強制されていないのに本を読みたい人がたくさんやってきて。本だけじゃない、グッズも、音楽も、ゲームも。

ありとあらゆる「作ってみた」が輝くあの場所の、外から隔てられた、きらきらした「島」の中。



あそこに立ちたい。立って、自分が書いたものを読んでもらいたい——



活気あふれるインテックス大阪で。あるいは、家で寝そべりながらコミケや技術書典などの実況ツイートを見るたびに。

高校生の私は、いつしか「机の向こう側に立ちたい」と思うようになりました。


サークル名は決めた。我ながら自分にふさわしい名前になったと思う。
書きたいことはネタ帳にたくさん書き溜めた。評論も、小説も、たくさん。
だから、大学生になったら。


始めるんだ。私の人生を。
書くことは、すなわち生きることなのだから。
言葉を紡ぐことなしに生きていくなんて、私には不可能だったから。








でも。


いざ大学に入ると、そこはとても、とても大変なところで。それに、冷静に考えると本を作るには「言の葉を綴る」以外のやるべき作業が多すぎて。

いつしか私は、期日を定めた決意だったはずのそれを、「いつか、気が向いたら」にまで堕としてしまいました。



「書きたい」という欲求は、心の底でうごめいているのに。











この記事は、東京大学きらら同好会 Advent Calendar 2021の14日目の記事です。
adventar.org


昨日の記事は、すばる/れんず氏の「フィルムのおはなし」でした。

いいですよね。こういう考察、あるいは妄想って。
note.com






ところで。
同人活動、はじめました。

navostoke.fabon.info


こちらが私のサークルのホームページとなっています。本題とは関係ありませんが、このサイトを作ったときに使った技術についてDeno Advent Calendarの記事として書いたので、どうしても気になる骨の髄までソフトウェアエンジニアなみなさんはぜひ読んでいただければと思います。要は「静的サイトジェネレータを使っている」というそれだけの話です。というかやたら伸びてるな、この記事。なんでだろう……

zenn.dev




ロシア語で「東で」を意味するサークル名も本当に気に入っていますし、なによりも、あをもみじ先生に作っていただいたロゴが本当に……本当に……最高で……



初回参加イベントは来年2月20日のCOMITIA139で、「ロシア語警察24時 vol.1 人名エトセトラ」と題してロシアの人名に関する評論本を出します。なんと、ロゴを作ってくれたあをもみじ先生も同じイベントに出るとのことで、本当に楽しみという気持ちになっています。毎度毎度本当にお世話になっており……

navostoke.fabon.info


ロゴに対する諸々とか活動方針(という名の決意表明)とかはここに書きました。

navostoke.fabon.info



ロシア語によるリサーチ能力をフルに活用した充実の内容になる予定です。別に同人だから何書いてもいいんですけど、せっかくなら「自分にしか書けない」と胸を張って言える内容にしたいので。



あと、人名エトセトラってなんとなくカッコよくないですか?

「#FindOurStars vol.1」の話

今年の4月に、FFのオタクが「きらら同好会」なるものを作りました。行動力がありすぎる。
「マンガよりラノベ、でもきららは別枠」をモットーにする私も秒で入りました。


今年の5月なかばに、サークルの人が「恋アスが好きな人で合同誌を出しませんか?」という提案をしてくれました。

まあ、このときは「え〜じゃあ書けたら書こっかな〜、ネタなかなか思いつかないけど」くらいの気持ちでした。恋アスは大好きだし、文章を書くのも苦ではないので。別にコピー本でもいいし、数ページでも恋アスについて語れたらそれでいいだろう、みたいな。


しかし、あれよあれよという間にプロジェクトの規模は拡大。


表紙に絵がつく?? デザイン担当の人がInDesign組版してくれる???? え、なにそれ、そんなことまでやってもらっていいんですか??????


デザイン・イラスト担当がいつか「『本を作りたい、ガワはこっちでやるから誰か中身書いてくれないかな』ってずっと思ってた」みたいなことを言っていた気がしますが、本当にとんでもない話で、こちらの立場からすると「え、文章書くだけでちゃんとした本になるって、そんな至れり尽くせりなVIP待遇が許されるんですか!?」という気持ちでした。本当に。



さて、私はそこで「東大生猪瀬舞概念」という文章を書きました。

yuyusuki.hatenablog.com




なんか、割と好評でした。
びっくりしました。



「#FindOurStars vol.2」と「Micare vol.1」の話

今年4月に初めて艦これのSSを書いたのですが、そこでとうとう小説を初めてまともな形で世に出しました。感想としては、「自分でもこの字数で物語を完結させられるんだ」という気持ちが強かったです。

そして、「#FindOurStars」の2冊目ではついに恋アスのSSを書くことにしました。そのあたりについてはもう書いてたのでそっちを参照してもらうとして、楽しかったです。今までずっと遅筆っぷりに悩んでいたのですが、今回は(ミステリのネタを考えるのは大変でしたが)執筆自体はさほど時間がかかりませんでした。特におまけSS。

yuyusuki.hatenablog.com





人生が論文だったら謝辞に「東京大学きらら同好会」って書くレベル

机の向こう側に立って、自分が書いたものを読んでもらう——
最初の一歩を踏み出せなかった私を、その素晴らしい体験まで連れていってくれたのが、きらら同好会のみなさんでした。
私は8ページの文章しか書いていないのに。


即売会の始まりを待つあの高揚感を、参加者さんに手に取ってもらったときの嬉しさを、そしてTwitterで感想が流れてきたときの喜びを体感してしまったら、もはや戻ることはできないのです。

戻れないのなら、進むしかありません。
定期的に締切を作って、締切に追われ続けながら。





それに、私個人の事情ですが、ようやく自分の文章に多少の自信を持てるようになりました。それまでは「私は文章でやっていく」と言いつつ「でも文章って商業レベルじゃない限り誰でも書けるしな……」みたいな気持ちがあったんですよね。当然、暗黙に想定されている対比の構図において「誰でもはできないこと」にはイラストや作曲が含まれているわけで、こういうとこに屈折した劣等感が見え隠れするのマジで……


でも最近は「全然まだまだだけど、それでも一応『誰でも書ける』のレベルからはギリギリ脱出できてるんじゃないか」という気持ちになれています。というか、私の文章を好きだと言ってくれる人が(たくさんではないにしろ)いるのに、当の私がうじうじ卑下してちゃただのバカですからね。

これも全部きら同のおかげです。

同人、やりませんか?

書くって、楽しい。それが本当に本になったら、きっと、もっと楽しい。

そう思います。そう思いませんか?




おわりに

東京大学きらら同好会は新入部員をまだまだ募集しています。

「好き」という理由だけで入部してもらって全然オッケーですし、テキストチャットでたまに「○○最高!」と発言するだけでもいいですし、気分が乗れば月に3回の定例会(Discordの通話)に来てもいいと思います。声が出せなくても普通にチャットで会話に参加できます。というか声出せるやつすらチャットで会話してたりするよね。通話中なのに。ミュート外して喋ればいいのに。(うっブーメラン)


さらに、これはめちゃくちゃ個人的な話なのですが、文章を書くオタク、もっと増えてほしい……特に物語……
絵のオタクたちが創作雑談してるの見てちょっと羨ましいなって思ってたり思ってなかったり。物語の構築とか表現の効果とか単に締切ヤバいとか「ネタ思いつかね〜」とかそういう話したい。現状文字書きのメンバーがだいたい技術系のオタクでもあるから一瞬でプログラミングとかLinuxとかの話にスライドしちゃう。もうLinuxの話するか。


ともあれ、オタク、物語を書きませんか?







それに、気が乗ったら合同誌に寄稿してもらっても構わないんですよ? 3月までに生えるか、それとも4月以降になるかはまだ確定していませんが。

Micare vol.1にはなぜか特定作品のSSがなかったんですが(haxibami先生のSFはオリジナルなので別カウント)、それは別に編集方針によって却下されたということでは全くなくて、単にオタクが小説ではなく評論ばっかり書いて出したからです。





明日(もう今日になってしまいましたが……遅刻……)の記事はhaxibami先生による「妄想などを……」です。本当に楽しみ……(勝手にhaxibami先生のファンを名乗っているオタクの呻き)